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癌幹細胞の迅速誘導システム

Concept

本技術で誘導した癌幹細胞と幹細胞誘導ゲルを用いて、

⇒癌幹細胞の性質・遺伝子変異解析などによる治療標的分子探索研究

⇒薬剤の効果を評価する薬剤スクリーニング

⇒患者サンプル癌細胞のゲル上での増殖状態評価による、悪性度・再発リスク診断

といった応用可能性があると捉えております。

Background

癌幹細胞は除去しなければ再発・転移の原因となるが、放射線治療や化学療法に抵抗性があり、且つ細胞中に占める数が少ないため分離することが難しく、癌幹細胞に対する研究や癌幹細胞の特異的な標的薬剤開発に限界がありました。

本技術は、迅速かつ効果的に癌幹細胞を特異的に増殖させる技術です。具体的には、北海道大学で開発されたオリジナルのハイドロゲルを用いて癌幹細胞を特異的に培養する方法で、これで培養した癌細胞は、癌幹細胞の遺伝子特性が裏付けられ、また動物に移植し生体内で癌を形成することが確認されています。また、現在、このゲルが癌幹細胞を効果的に増殖させるメカニズムも解明が進んでいます。更に、この方法で培養した癌幹細胞に対する新規の創薬標的の同定もなされています。

Data

Expectations

本方法の使用や研究室との共同研究による、化合物・治療標的探索にご関心がありましたら、是非お知らせください。また、詳細資料のご要望がありましたら、送付が可能ですのでお問合せください。

案件担当:小野

コメント 2020-06-19 021959.jpg

テックマネッジ担当者:小野

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